サーフィンという言葉が海で楽しむスポーツを意味したのはいつ頃だったろう。
1995年に入ると、サーフィンとは、インターネットを探索するネットサーフィンを意味するようになった。
このネットワークは、コミュニケーションのあり方も、ショッピングや出版の形態も、ポルノの入手経路まで変えてしまう。
カリフォルニア州マウンテンビューの高速道路のそばに立つ低層ビル。
窓の無いオフィス、マウンテンバイク置き場を左に曲がると、小部屋に行き当たる。
部屋の中は、コンピュータを並べたラックで一杯だった。
なんのへんてつもないこの小部屋を、毎日100万人の意識が通り過ぎていく。
それは、ヤフー!として知られる混雑したサイトだ。
ありそうもないことを可能にしてしまうのがインターネット。
ある日突然、一般人がインターネットに注目しはじめ、パソコンを買い、インターネットに繋いだ。
目的は、いろいろあるが、多くがエロサイトをサーフィンした。
いわゆる、サイバーポルノについて、マスコミが騒ぎはじめた。
電子商取引を前に、セキュリティー問題も議論された。
完璧な安全対策などありえない(暗号化専門家ジム・ビゾス先生)と言われ、多くが世紀の実験に参加した。
以上、Newsweek1996新年合併号"The Year of the Internet"記事要約
時は流れ、現今。
政府がサイバー攻撃に加担する時代。
世界平和を願う、最強の軍隊こそ、悪事を企む小学生よりも、有害となる能力を持っている。
この能力こそが問題。
amazonawsで検索すれば、迷惑というキーワードが浮上。
皆が、amazonawsをブロックし敬遠しはじめたら、それこそ有害。
Web3.0では、amazonaws、グーグルなど、中央集中の時代から、再び情報発信者、人間、利用者に主体が移ると言われている。
一方、専用回線、プライベートNWが、今よりも安くなり、ロボットの有害性、セキュリティコストを理解するような主体は、あえてインターネットを利用する必要性も無くなるかもしれない。
性善説で成り立つ、インターネットに、セキュリティを求めること、これに依存することが誤りであり、やがて、次の時代が到来すると考える。
まず、自動運転NWは、プライベートLTE対策に追い込まれるかもしれない。
2020年、インターネット崩壊。
それは、新しい時代への幕開けを意味する。
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